2カ月ぶり




緊急事態宣言が解除されたらまず一番に

会いたい人、それは前の職場の同期と後輩。




ずっとずっと会いたかった!!




缶じゃなくグラスでビールを飲める喜び

対面して心許せる人と話できる喜び





本当に有意義な時間を過ごせて

楽しかったです。




ひとつ驚いたことがありました。



私がまだみんなと働いていた2月。

忘れもしない私がリーダーをしていた夜勤。

朝の7時過ぎに全速力で走ってきた後輩が




「◯◯さん!!(私の名)患者さんが

死んでるかもしれない...」


と震え声で言うのです。




顔面蒼白とはこのこと。

血の気がひくとはこのこと。



「え?!?!嘘でしょ?!?!」




大きな声でそう叫びながらその患者さんの

いる部屋まで走りました。




院内のコードブルーをかけ、蘇生を

試みましたが結局助けることが出来なかった命





リーダーだった私の不甲斐なさ故

後輩をフォローしきれなかった



自分を責め、やはり私には下の子らを育て

られるような力量も技術もないのかもしれない



ドンっと心に重りがのしかかった

ような気持ち...



その日は結局昼過ぎまでその後輩と病院に

残りカルテ上に出来事を事細かく記載。

上にも状況を説明し、帰宅しました。




一緒に帰る道のりで



「怖かった。さっきまで息をしていたのに、

息をしてないかもしれないことを怖くて

受け入れられなかった。だから先輩に

助けを求めてしまって、すみませんでした」






彼女は懸命に蘇生を行いました。

怖い、そう思うのは当たり前のことです。

2人でこの出来事は一生忘れてはならない。

忘れない看護師でいようと約束しました。




その彼女が久しぶりに会った時に言うのです。



◯◯さんと会わない間にも

急変がありました。


でも、その人は私を選んで

くれたんだと思います。


私なら任せてもいいかなって思って

くれたのかなって思ってるんです。




なんてたくましい看護師さんに

なったんだろう、うるうるしてしまいました。




一見派手な見た目のせいで勘違いをされる

こともお局からはある存在です。


でも心にある患者さんに対する熱い看護は

誰よりもブレない子です。


その子が2か月のうちにまたグンと

素敵な看護師へと成長していました。



後輩ですが、こんな考えをもてる彼女を

とっても尊敬しています。



愛嬌があって誰からも愛される子

人の気持ちを誰よりも汲み取る優しい子



きっとこれからも彼女の力で色々な人を

救っていくんだろうと思うと私も嬉しく

なりました。




私も沢山彼女を見習わなくてはいけません。

頑張ろう。